フェイクファーはなぜ買取できないのか
最近では偽ブランドの規制も厳しくなりました。毛皮製品ではなくても、洋服やゲームや音楽などコピー品は取締が強化されてきています。日本では輸入したものが偽物、偽ブランドだとわかると逮捕されるのです。
フェイクファーはリアルファーとは違います。人工的な繊維を使っていて、価格も安いものです。ただノーブランドのフェイクファーは許されても、有名ブランドのフェイクファーは許されません。実際に逮捕者も出るなど、偽ブランド品の規制は強くなってきています。
フェイクファーは古着屋でなら売れます。毛皮専門店は偽物の販売は許されません。質屋や買取専門業者は権利者から訴えられる事例もあります。有名ブランドではなくノーブランド品では問題はありません。
フェイクファーは少し見れば生地で判断が付きます。タグに記載があることはないので、判断がつかないなら、買取会社に鑑定すればわかります。生地の縫い目を見てみれば、素人でも判断は付きます。本毛皮製品との違いは表面にある毛の違いです。
もともと安い値段で売られていたものはフェイクファーです。購入時に割安なものはコピー品の可能性が高くなります。フェイクファー自体は、本毛皮と偽らなければ問題はないものです。ショップでも人工的な物は販売されていて、10%のカシミヤ素材などもあります。カシミヤコートといっても100%のものよりも数十パーセントの混合品もあるのです。
フェイクファー中古相場
数千円~2万円
コート類は買取でも高い傾向。マフラーや小物類は2万円以下が多くなります。古着屋などで価格を見ていると相場に詳しくなります。楽天やAmazon、ヤフオクなどで価格を見てみるのもいいでしょう。フェイクファーの買取相場、リアルファーの買取相場と違いがわかります。
アメリカン・レジェンド毛皮買取の注意点
◆アメリカンレジェンド
・ブラックグラマ
・ブルーアイリス
・マリオバレンチノ
アメリカンレジェンドはミンクの有名生産者です。買取でも、人気メーカーのため高い値段がつきます。ミンクは長年使っていても、寿命が長いため価格が落ちにくいのが特徴。高級品と言うだけでも買取価格は高くなります。ただ有名ブランドのため、フェイクファーや偽物も出回っています。
本物と思っていた毛皮が偽物だと価値が大幅に下がってしまいます。これは毛皮専門買取会社で鑑定ができます。今処分する予定がなくても、本物か偽物かを知っておくといいでしょう。毛皮買取会社は査定は無料。買取に出すなら早い時期がおすすめです。どんなに高級な毛皮でも、時間が経つと価値が下がってしまうからです。
リアルファーの買取相場は、販売価格の60%以下。ひどいものになると30%以下もあります。20万円のアメリカンレジェンドが5万円で買い取られた例もありました。毛皮の場合は、希少価値もあるため、本物なら0円にはなりにくいものです。ただ、汚れや変色、品質の低下があると買取価格は下がるものです。
◆毛皮買取会社の例
・おたからや
・スピード買取.jp
・買取プレミアム
・大黒屋
・福ちゃん
・東京ミンク
毛皮は普通の古着屋よりも毛皮専門店がおすすめです。アメリカンレジェンドのような高級毛皮なら、もっと高く売れるからです。特にスピード買取.jpのような高額査定の会社ではミンクから小物など、毛皮製品全般が売れます。
中古品全般に言えることですが、人気が落ちたり品質が悪くなると査定額は下がるものです。最近ではリユースが増えて、衣類や毛皮製品を売りに出す人も増えています。アメリカンレジェンドのようなブランドでも、市場に売りに出されるものが増えると査定額は下がる傾向です。ファーコートの人気自体は高くはありません。高く売るなら早い時期がおすすめです。
発売直後が最も高く売れます。衝動買いして使っていないもの。タンスの肥やしになっているものは買取に出すとお得。しまったままになっていると、知らない間に商品価値を下げてしまうのです。アメリカやブランド品でもプレミアは付きません。買取時期は考えたほうがいいでしょう。
ブラックグラマ買取のポイント
ブラックグラマはミンクのコートの中でも最上級。ロングコートでも50万円、100万円の販売価格があります。買取では、高級品になると定価の50%以上もでてきます。ノーブランド毛皮では30%以下もあるのに対して、ブランドや有名なメーカーでは価値が下がりにくいのです。
ブラックグラマは中古相場では5万円から7万円。販売価格が10万円を超えるものでも、半額前後が相場なのです。高く買取ることは難しいことがわかります。クリーニング済みや未使用美品でも8万円から10万円。最高級のブラックグラマやアメリカンレジェンドのような有名メーカーだとワンランク査定額が高くなります。
反対に、ノーブランドはブラックグラマであっても5万円前後が相場。毛皮は人気もありますから、50%の買取価格でも高い部類に入ります。安い毛皮になると30%以下のものもでてくるからです。
高級ブランドではタグや保証書も大事。タグは毛皮製品の素材、生産地などが記載されています。ブランドの証明と、素材生地の確認になるもので、査定額にも影響してきます。
コートでも人気ブランドとノーブランドの違いが出ます。毛皮専門店では品質の評価が厳しい傾向ですが、高いものならもっと高く売れます。これは普通の洋服屋や古着屋よりも高く売れるものです。セーブルやミンクでも、種類が違うと買取価格は大きく違いが出ます。
特に査定前のクリーニングは重要。ここだけでも数千円以上差がついてきます。今買取処分するつもりがなくても、日頃のお手入れしだいで処分するときの価格が変わってくるでしょう。防虫剤やカビ対策、日よけや毛のお手入れなどをしていない人は今すぐに対策が必要です。
虫食いが多くなると商品の価値が台無しになります。買取できない毛皮は、①抜け毛が多いもの②汚れがひどいもの③破れて着られないもの などがあります。最高級のブラックグラマが0円になると大損です。普段の管理ができない人なら、買取に出してしまうほうがよいでしょう。商品価値は下がるものが普通なのです。高級毛皮製品でも買取価格は下がることもあるのを覚えておきましょう。
毛皮買取と経年劣化
毛皮はもともとは生きた動物の毛。動物は毛づくろいをすることで、お手入れをしています。毛皮製品でも、使った後やオフシーズンにクリーニングしてお手入れをしないと買取価格が下がってしまいます。
◆ミンクのコートの例
美品 180,000円
低品質 100,000円
有名ブランド、有名な毛皮でも品質が悪くなると買取価格が大幅に下がります。特に毛皮は時間が経つと変色したり匂いが移ったり、虫食いなどの被害もあります。
エルメス、シャネル、グッチなどのコート。これもタンスやクローゼットにしまったままでは、価値が下がることもあります。
毛皮の買取価格で一番高いものは未使用品。何度も着て、使い古してくると価値が下がってきます。古い毛皮製品でも、お手入れ次第では減額を防げます。ただ、使っていないコートや着物、マフラーなどは早めに売るのが一番良い方法です。
季節によっても買取価格は変わります。毛皮はオフシーズになると買取価格が下がるものです。中古ショップ、古着屋でも欲しいものが高くなります。売れない時期にコートなど冬物衣類を査定に出すと高くはなりません。
春や夏などでは湿気や日光、虫食いなども増えてきます。毛皮の小物、絨毯、ダウンジャケットの一部でも同じです。1年、2年経つごとに価値は下がるものです。カシミヤコートやサガミンクなどでも、販売価格の50%以下になるのはよくあることです。100%カシミヤといっても、価値が下がれば40%、30%の買取価格に下がってきます。
有名ブランド品はノーブランドよりは高い傾向です。同じようにフェイクファーよりはリアルファーが高いことは間違いありません。ただ、品質を悪くしてしまうと、高価な毛皮のコートでも安くなります。収納方法やクリーニングなどして大事にしまっておくといいでしょう。